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【実績】2023年の振り返り【年初来+17.5%】

昨年2022年の弱気相場で失踪していた投資系YouTuberも復活するほどの強い相場の年となりました。

2023年の投資について振り返ろうと思います。

年初からSVBとCS破綻、植田日銀総裁就任とYCC柔軟化、ウクライナ侵略戦争の泥沼化とプリゴジンの乱(土日でスピード解決)、通称コナン君の起こしたビッグモーター事件など様々な出来事がありましたが、私の運用成績はプラスで終えることができました。

年間投資実績(前年末比)

評価額:+28.1%

元 本:+12.0%

運用益:+17.5%(修正ディーツ法)

※過去運用益20年+8.1%、21年+16.1%、22年+7.3%

リスクの割にゴミみたいなリターンですが、前年比2桁成長していれば十分という認識です。また好調だった2021年を超えて過去最高のリターンを得ることができました。利益の内容についても、クソ株をつかんで損切りしてしまう回数が少なくなっている(無くなったとは言っていない)ので、年々が良くなっている実感があります。

資産構成の推移は下のスライドの通りです。3月末まで現金保有していましたが、6月末にかけて債券に振り替えています。また、海外株式より国内株式の比率を増やしています。

次のスライドは月別損益(棒グラフ)と年間損益累計(折れ線グラフ)です。今年の利益は6月の日本株上昇相場で稼ぎました。既に売却済ですが、INPEX、ナカニシ、伊藤忠、日本製鉄などの景気敏感バリュー株がプラス寄与しています。逆に下落した月を見ると、3月のSVBとCS破綻ショックによる下落、7月はグッピーズ決算後の失望売りがマイナス寄与しています。

2023年の主な出来事

①現金を債券に振り替える

フルポジの誘惑に打ち勝って、キャッシュポジションの維持が過去1年以上可能だったので、4月頃から現金を債券に振り替えることにしました。

最初はAGG・HYG・LQDなどの債券ETFや日本国債券インデックスファンドなど幅広く買ってみましたが、管理が面倒になるという理由から、現在では先進国債券インデックスファンド(為替ヘッジ無し)の一本に集約しています。

ほぼ1年債券を保有した感想ですが、6%ほどの多少の含み益があるので、債券投資に期待していた以上の恩恵を受けることができました。ただ為替ヘッジ無し先進国債券なので、これから先の円高金利低下からどのような影響を受けるかが未知数なので油断はできません。

名証銘柄に手を出す

ASNOVAは10月に保有し始め、2か月後の年末には東証グロース市場への上場が決定するという幸運?に恵まれました。

名証についてはもう1銘柄エージェントIGを保有しているので、流動性の問題を解決してもらって、早期の東証グロース市場への上場を期待しています。

新興株は一般的にリスクが高く注意が必要ですが、情報入手難易度の点で、素性の不確かな米国ハイグロ株()に手を出すよりはマシだと思います。2021年末の失敗を生かしてよく調べてから投資しています。

また、注目度が低く、機関投資家が手出しできないほど小型なので、個人投資家先行者利益を得るチャンスがあります。IRをしっかり読み込んで納得感があれば、急落時の握力になり、狼狽売り(餓狼売り)の予防に役立つと思っています。

よくある「ナスダックの未来を信じる!」や「S&P500最強!」の様に思考停止するのではなく、具体的な試算に基づいて投資したいと思っています。(できるとは言っていない)

③中小型成長株へシフト

年後半から、より高いリターンが期待できる中小型成長株中心のポートフォリオに組み換えました。

ボラティリティの高さによる精神的動揺は企業理解で乗り越えようと思います。(出来るとは言っていない)

④資産金額の公開を辞める

公開するリスクの高まりを感じたので、資産額の公開を辞めました。

他人の資産額に嫉妬や憧れを抱く人もいますが、私は情報収集する際、他人の資産額なんか自分の物でも無いのでどうでもいいと思っています。どんな株をどんな理由で保有しているのか、考え方を参考にしたいだけなので、その考えに合わせることにしました。

また、投資においては金額よりも割合で考える事が適切である様に思います。投資系YouTuberで大袈裟に利益金額(或いは損失金額)を誇っている人を見かけたら、元本に対する割合で見ることにしています。

金額を強調する人は割合に置き換えて見る、割合を強調する人は金額に置き換えて見ると、ほとんどの誇張を見破る事ができます。マスコミの印象操作対策にも有効な手法であり実生活でも役立ちます。

日経新聞を解約

投資を始めた時から何か役に立つはずと購読していましたが、失望することばかりでした。

「悪い円安」という偏向や「金利ある世界」で住宅ローン者の不安を煽る。「釈迦三尊」と言いたいだけの論外記事。

価値ある情報に対して対価を支払うのは当然ですが、金融素人が書いた様な記事や曲解報道、飛ばし記事、願望・妄想記事に、価値はありません。

新聞に期待する事は「事実を正確に伝える」事です。

どうしても気になる記事は、楽天証券アイスピードアプリから日経テレコンを通じて見ることにします。

また、飛ばし記事といえど株式市場への影響があるので、日経新聞電子版アプリの速報通知は残しています。

2024年の抱負

2023年は債券(現金)比率の下限25%を通期で守り切ることができたので、来年も継続しようと思います。新NISA枠は成長投資枠だけ利用し、保有銘柄の乗り換えのタイミングや入金時に使おうと思います。積立投資枠は確定拠出年金を優先させているため、使う気はありません。

また、今まで利益目標は立てていませんでしたが、目標が無いとポジションをどう組むかの方針が定まらないので、来年から年利10%以上を目標に設定しました。

2024年は、投資系YouTuberにそそのかされた「資金力のある50代60代の投資初心者が年初一括投資する」と思われるので、靴磨き感を感じつつ急落を警戒しています。